毎週月曜日はレジェンドレース回顧録!
伝説的なレースを紹介するこのコンテンツ。
【1956年 リボーの凱旋門賞】を紹介します。
リボーという競走馬をご存じだろうか。
リボーは1950年代に活躍したイタリアの競走馬である。
この当時も、現在もイタリアという国は同じヨーロッパにあるイギリスやフランスと比較してもはるかに競馬の後進国であった。
その中で誕生したリボーは産まれた時から小柄であまり期待されていない馬だった。
そのため、クラシック登録もされることなくデビューを果たしたのだが、デビュー戦と2戦目を圧倒的な力量で勝利し、その才能をあらわにしたのだ。
クラシック登録がなかったものの、破竹の勢いで勝利を重ねたリボー陣営は、目標を凱旋門賞にする。
3歳時に挑んだ凱旋門賞では2番手の位置から最終コーナーでまくりあげ、見事勝利!
デビューから無敗で凱旋門賞を制したのだ。
古馬になってからも無敗でビッグタイトルを手にするリボーは再び凱旋門賞に向かうことを決意する。
1956年秋。
連覇のかかった凱旋門賞には各国のクラシックホース7頭をはじめ、アメリカからも参戦する馬がいて例年以上に豪華な顔ぶれがそろったが、それでも無敗で15勝したリボーは圧倒的1番人気に支持された。
通算成績16戦16勝。
生涯一度も敗れることなく無敗でターフを駆け抜けたリボーはイタリアの代表馬となった。
ラストランで究極的に仕上げられたロードカナロアは、万全の態勢で挑む。
この年の香港スプリントはスプリントの本場でもある精鋭が多数揃ったが、ロードカナロアも負けなかった。
そして、競走馬ながらも20世紀を代表するスポーツ選手第4位にランクインしている。