毎週月曜日はレジェンドレース回顧録!
伝説的なレースを紹介するこのコンテンツ。
【2018年芦屋川特別】を紹介します。
競馬界でもっとも知名度の高い騎手といったら武豊騎手だろう。
1980年代にデビューを果たした武豊騎手はとっくに50歳を超えていながらも、いまだに第一線で活躍している生きるレジェンドだ。
かつてはオグリキャップやディープインパクト、キタサンブラックと共に幾多のG1レースを手にし、競馬を知らない人でもその名をとどろかせている。
これほどまでに活躍している武豊騎手はそれまでにも数々の伝説を造ってきたのだが、競馬ファンにとって特に新鮮なのが前人未踏の4,000勝達成だろう。
2018年の秋。
阪神競馬場で開催された芦屋川特別において、武豊騎手は4,000勝を手にしたのだ。
特別に注目を集めたレースではないものの、その数値には武豊騎手のキャリアと重みが感じられる。
なんせ、これまで誰もが4,000勝という勝利を手にしたことがないのだ。
武豊騎手は50代に差しかかろうとした年に4,000勝という記録を達成したのだ。
この日は特別大きなレースはなかったものの競馬場に駆け付けたファンは武豊騎手の4,000勝に盛大な拍手を送り、JRAも武豊騎手を祝福したものだ。
いまもなお現役で活躍している武豊騎手はさまざまな記録を更新している。
例えば、ドウデュースとともに朝日杯FSを制し、ホープフルステークスを勝てばJRAのすべてのG1タイトルを手にしようとしている。
また、50代でダービーを制したことで20代、30代、40代、そして50代でダービージョッキーになった唯一無二の存在だ。
武豊騎手は生きるレジェンドとしてまだまだ活躍している。
2022年6月17日時点でJRA通算勝ち星は4,353回だ。
5,000勝にもその内届くだろう。