競馬初心者にとって、競馬の魅力のひとつに挙げられるのは、馬券を通して高額配当が得られることでしょう。
ビギナーズラックという言葉がありますが、はじめて訪れた競馬場で購入した馬券が思わぬ高配当となり、一日で何万も何十万も手にしたという方もいると思います。
たまたまとはいえ、購入したのは紛れもなくあなたなので、その結果は誇りに思うべきです。
しかしながら、長く競馬に触れているとなかなか勝てない日々が続いて嫌になることもあります。
しかし、安心してください。
工夫ひとつで初心者のかたでも競馬で勝つことができます。
ここでは、競馬で勝つためのコツを5つ紹介します。
競馬で勝つというのは、回収率を上げるということです。
回収率とは、馬券購入費と払戻金のパーセンテージを表したものです。
すこし難しいかもしれませんが、かんたんにいうと、払戻金が馬券購入費を上回れば回収率は100%以上になり、黒字になります。
逆に、払戻金よりも馬券購入費のほうが上回っていたら回収率は二けた以下になるので赤字となります。
払戻金÷馬券購入費×100(%)
で決まります。
例えば、単勝1.5倍の馬を1,000円購入し、的中した場合は
1,500÷1,000×100=150%
となり、回収率は150%になります。
現在、中央競馬では8種類の券種が発売されていますが、その中でも売上のシェアを大きく占めているのが三連単や三連複です。
たしかに、当たった時のリターンは計り知れないですし、一攫千金を夢見て購入される方は後を絶ちません。
しかし、競馬はあくまでも的中してはじめて払戻を得られます。
三連単は、購入点数が多いので、例えば18頭立てのレースにおける1点当たりの的中率はわずか0.02%です。
100点購入してようやく2%と、それでも1/50の確率なんです。
ところが、1頭立てを選択する単勝や複勝は、見返りこそ三連単より見劣りしますが、18頭立てのレースにおける1点当たりの的中確率は単勝が約5.5%、複勝は16%と、三連単の100点買いよりも的中率は高いです。
配当面では見劣りしますが、その分投資資金を上乗せすることで、目標としている金額を得られる可能性があります。
オッズよりも的中率を意識して馬券に取り組むことで、払い戻を得られる機会が増えます。
競馬では18頭立てのフルゲートで開催されるレースもあれば、出走頭数が10頭以下の条件でレースが組まれることもあります。
的中率を意識するのであれば、多頭数よりも小頭数のほうがおすすめです。
なぜなら、1点あたりの的中率が小頭数の方が高いからです。
例に挙げると、先ほど紹介したように、18頭立てにおける単勝の的中率は約5.5%です。
ところが、10頭立てのレースであれば単勝の的中率は10%と、フルゲートに比べてほぼ倍になります。
もちろん、オッズが多頭数よりも集中しやすいので、配当妙味は小さくなりますが、当ててはじめて配当が得られる競馬においては、配当妙味よりも的中確率を上げることを意識したほうがいいです。
出走馬を決める際、どのように予想していますか?
強い馬を選択する、馬券に絡みそうな馬をチョイスするのは当然だと思いますが、高確率で馬券に絡まない馬も同時に予想してほしいです。
馬券に来ないと思われる馬をピックアップしては予想から外すことを繰り返すことで、間接的に1点当たりの的中率を高めることができるからです。
競馬でもっともよくないのが、負けを取り返すという考えを行うことです。
例えば、想定以上の馬券を購入し、負けがかさんで取り返す気になり、配当妙味しか魅力のない馬に投資し、敗れることはよくある話です。
競馬は複勝ですら1点当たり16%ほどしかなく、当てるよりも外れる確率のほうが圧倒的に高いです。
負ける確率が高いのが競馬なので、負けても悔いのない範囲内で馬券を買いましょう。
そのためには一日に使う目標金額を設定することが大切です。
レースの中には何時間頭をひねっても、だれがくるのか読めないレースがたまにあります。
そのようなレースは無理に馬券を購入せず、思い切って見送るのも大切です。
むるに手を出して負けるくらいなら、購入を避けて、予想しやすいレースにその分の資金を注いだ方が結果的に高配当が見込めるからです。
いかがでしたか?
初心者の方でも買い方を工夫するだけで、的中率をグンと高めることができます。
競馬で負けが続いてスランプに陥っている方はぜひ一度ここで紹介した買い方を試してみてください。