競馬ファンにとってだれもがあこがれを持つ馬主。
競馬に触れられているほとんどの人は一度は馬主に憧れる人もいるのではないでしょうか。
なんといっても自分が所有する馬が大きなレースを勝てば賞金も得られるし、競走馬の名前は永久に競馬史に刻まれます。
しかし、どのように馬主になればいいのか分からないという方も多いと思います。
ここでは、馬主になるために必要な条件を紹介します。
かんたんにいうと、馬の所有者です。
オーナーともいいますね。
馬がどのようなレースに出走するのかを、馬の未来を決めることができます。
馬主になるためには以下の条件が必要です。
1.過去2ヵ年の所得金額と、今後も継続的に得られる所得金額見込みがいずれも1,700万円以上あること
2.継続的に保有する資産の額が7,500万円以上あること
一般的な人にはかなり敷居の高い金額です。
そのため、馬主になるには有名人や著名人などが多数です。
先ほどの条件を満たすには一般の方には至難の業でしょう。
しかし、一頭の馬に対して多数の人から資金を集めて所有する一口馬主という手段もあります。
比較的低資金で馬主になれる最良の手段で、有名人の方でも一口馬主を通して馬主になられている方もいます。
アーモンドアイやオルフェーヴルといった名馬も一口馬主で募集がかけられた馬です。
結論から言うと、馬主で収支をあげるのはかんたんではありません。
キタサンブラックの所有者の北島三郎さんは、馬主生活を50年経験してはじめてキタサンブラックでG1タイトルを手にしました。
キタサンブラックは最終的にG1タイトルを7つ手にし、馬主である北島三郎さんに大きな貢献をもたらしました。
しかし、50年ではじめて黒字になるレベルで、馬主で稼ぐのはかんたんではないのです。
アーモンドアイやオルフェーヴルレベルであればプラス収支を上げることはできるかもしれませんが、一口馬主もかんたんではないです。
馬が現役時代に稼いだ金額を、出資者の数で割るので、G1タイトルを1つや2つ手にした程度ではなかなか黒字にはならないのが現実です。
最低でもG1タイトルを4つ手にしたラヴズオンリーユークラスにならないと馬主で儲けるのは難しいのです。
馬主はロマンこそありますが、実際に稼ぐとなると話は別です。
北島三郎さんに言わせると、「馬主よりも馬券で稼ぐ方がかんたん」らしいです。
しかしながら、自分の所有する馬が大舞台で結果を残したら永久に競馬史に名前が刻まれるので、ロマンもありますね。
馬主のハードルが高いという方は、一口馬主という手段もありますし、一口馬主でもG1クラスの馬は多数います。
興味がある方は、ぜひ馬主を目指してみてください。