毎週月曜日はレジェンドレース回顧録!
伝説的なレースを紹介するこのコンテンツ。
【1993年の京都金杯】を紹介します。
ハンデ戦。
競馬に長く触れている人にとって最も難解なレースかもしれません。
しかし、人によっては荒れる可能性の大きいハンデ戦こそ、一攫千金が見込めるため、率先して購入される方も多いです。
そんな、ハンデ戦だからこそ起こりうるレースが、1993年の初頭に起きました。
レースは1993年の京都金杯。
当時、芝の2000mで開催された京都金杯で、馬券を購入したすべての人が目を見張る出来事がありました。
それは、京都の3コーナーから起こります。
先団グループが10頭近く団子にもつれ、4コーナーを過ぎ、最後の直線にさしかかっても前が団子になっていました。
そして、先団がごちゃごちゃになりながら、ゴールインしたのです。
勝ったのはエルカーサリバーで、逃げの競馬で勝利を手にしました。
鞍上の山田泰誠騎手は前年の有馬記念にて、メジロパーマーに騎乗し勝利をつかんでいます。
問題は、2.3着争いでした。8頭の馬が馬券に絡み、判定が決まるまで、長い時間がかかりました。
長い時間の末、2着に武豊騎手のエイシンテネシー51キロ、そして、3着は58キロのラッキーゲランと52キロの牝馬、ワンモアラブウエイが同着入選しました。
エイシンテネシーと8着に入選したトーワナゴンのタイムはまったく一緒です。
まさに、ハンデ戦だからこそ起こりうる大混戦の決着となったのです。