スピード指数をご存じでしょうか。
競馬予想の際に、スピード指数を活用される方もいるでしょう。しかし、中にはスピード指数を用いずに競馬予想に触れられているのではないでしょうか。
ここでは、スピード指数がどういったものであるか、スピード指数は具体的にどのように数値がはじき出されているのか、紹介します。
競馬予想では、過去に走ったレースのタイムを見ながら予想される方も多いのではないでしょうか。
しかし、出走馬が過去に全く同じ条件でレースをしない限り、各馬のタイムはさまざまです。
例えば、東京芝1600mを1.31秒で走った馬と京都芝1600mを1.33秒で走った馬であれば、前者のほうが強く思えますが、後者が走った舞台が不良馬場だったら、一概にはいえません。
このように、同じ距離を走っていても条件が違うと、タイムもあまり信頼し辛いですね。
スピード指数は、競走馬の過去のレースのタイムを全て均一化した上で、能力を数値化した指数です。
過去のレースパフォーマンスや、出走するコース適正を踏まえたうえで、上位入選するであろう馬ほど高い数値がつけられれるので、スピード指数が高くついた馬ほど好走する可能性が高いです。
ちなみにスピード指数は
【SP】
と表記されることもあります。
スピード指数は各新聞社やネットで馬柱を公開しているサイトで見ることができます。
スピード指数の見方は簡単で、出走馬のなかでもっとも数値の高い馬ほど信頼しやすいです。
スピード指数は完全に鵜呑みにしていいものではありません。
スピード指数は、過去のレースを基に数値化されていて、これから走る馬のコンディションなどは反映されていないからです。
つまり、過去にすばらしいパフォーマンスを発揮した馬でも、当日に体調が優れなかったら凡走する可能性が高いです。
また、馬の成長に対して反映されづらいです。
例えば、過去に凡走していた馬が急成長していた場合、指数は低くなりやすいです。
逆に、それまで優れたパフォーマンスを発揮していた馬でもなんらかの怪我で長期離脱していたり、年齢による衰えがあったら指数は高くつきます。
また、スピード指数は各新聞社やウェブサイトで活用されていますが、すべて一律同じではなく、新聞社によって計算式は違います。
そのため、スピード指数はあくまでもひとつの目安として見るのがいいでしょう。
膨大なデータを簡略化したスピード指数は非常に便利ですが、指数だけを頼りに予想するのは危険です。
他のデータと合わせながら予想するのが一番いいでしょう。
気になる方はぜひスピード指数も予想のファクターとして活用してみてください。