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ポケうまコラム
高橋クニ
2021-11-07

毎週日曜日は活躍する女性騎手たち!

競馬の世界でも女性騎手の活躍が目立ってきています。 そこで今回は日本競馬における最初の女性騎手といわれている、高橋クニさんを紹介します。

<プロフィール>

1928年8月21日生まれ、岩手県出身。
現在では藤田奈々子騎手をはじめ、たくさんの女性騎手が誕生、活躍していますが、日本の競馬史において最初の女性騎手といわれているのがこの高橋クニ騎手です。

高橋クニ騎手は繁駕専門の騎手として1966年に岩手競馬にてデビューしました。
高橋騎手の夫は同じく繁駕専門の騎手として当時活躍していた高橋武さん、さらに娘の高橋優子さんは日本競馬初の平地女性騎手と、女性として初の騎手だけでなく、夫婦で、一家で騎手として活躍したまさに伝説的な女性騎手です。

騎手デビューのきっかけから初勝利

もともとは夫である高橋武騎手や厩舎の手伝いとして競馬に関わっていた高橋クニさんですが、当時活躍していた競走馬「ホマレ」が輸送中のアクシデントで大けがを負い、そのサポートを引き受けたことからより騎手という存在が身近になりました。
高橋クニさんの献身的なサポートのおかげで再び走ることが可能となったホマレ。
高橋クニさんはそんなホマレの姿を見て、「自分がホマレに乗りたい」と高橋武さんに相談し、30代半ばでの騎手挑戦、さらには前例のない「女性騎手」と異例づくしの挑戦が始まりました。

体力的にも男性騎手と比べハンデがあることから、騎手試験、特に乗馬試験や技術の会得には苦労した高橋クニさんですが、たゆまぬ努力とホマレへの情熱から見事試験を突破し、1966年に水沢競馬で騎手としてデビューを果たしました。

さらに騎手デビューの勢いそのままに、デビューから3戦目という速さで初勝利。
この時騎乗していたのは、自身に騎手という夢を与えてくれたホマレ。まさに人馬一体となり夢を叶えた瞬間でした。

この勝利をきっかけに当時各メディアで「初の女性騎手」として取り上げれるようになった高橋クニさん。その後も努力を重ね、トップジョッキーに負けず劣らず、白熱したレースを演じ、現代の女性騎手の礎を築き上げました。
そして当時の高橋クニさんの勝負服(胴緑・袖桃・桃一本輪)は渡辺正彦騎手に引き継がれています。

高橋クニさんやホマレが切り開いた女性騎手の道。これからたくさんの女性騎手が活躍して、競馬界がますます盛り上がれば競馬ファンとしては嬉しい限りですね!

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