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ポケうまコラム
2019年菊花賞
2021-11-08

毎週月曜日はレジェンドレース回顧録!
伝説的なレースを紹介するこのコンテンツ。
【2019年菊花賞】を紹介します。

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競馬にはときどき、史上初を記録するレースがある。 例えば、2020年のコントレイルは親子そろって無敗の三冠馬になりえたし、同年のデアリングタクトは、ジェンティルドンナやアーモンドアイでさえ成し遂げられなかった史上初の無敗の三冠牝馬となった。

その前年の菊花賞においても、史上初の記録が生まれた。
その年の菊花賞を制したのはワールドプレミア。鞍上はレジェンド武豊。そう、武豊がこの年の菊花賞を制したことで、現役騎手としてはただひとり、昭和・平成・令和にまたがるG1タイトルを手にしたのだ。

ワールドプレミアは生まれる前から注目されていた。
父は言わずと知れた名馬中の名馬のディープインパクト、母マンデラはドイツオークスで3着に健闘し、兄弟には皐月賞2着でダービーで1番人気に支持されたワールドエースや2020年のダービーで3着にヴェルトライゼンテがいる良血馬だ。
その血統背景も踏まえ、2億4000万という高額で落札された馬だが、ワールドプレミアはツキに見放されていた。

なぜなら、春のクラシック前線真っ只中でソエを発症してしまったからである。
そのために、目標としていたダービーを見送らざるをえなかったのだ。
幸い、軽傷に済んだのだが、秋一戦目に選択した神戸新聞杯では、皐月賞馬のサートゥルナーリア、皐月・ダービーで馬券に絡んだヴェロックスに次いでの3着入選。
それでも、最後の一冠となる菊花賞の切符を手にしたワールドプレミア陣営は、いうまでもなく、淀の3000mへの出走を表明した。

菊花賞では、この年のクラシックホースであるサートゥルナーリア、ロジャーバローズが不在で、例年以上に混戦ムード。
ワールドプレミアは、大きなタイトルこそ手にしていないものの、良血背景や安定した戦績から3番人気に支持された。鞍上はデビューから騎乗する武豊だ。

レースでは中段から脚を溜め、直線で先頭に立つと、迫りくるサトノルークスを退け、1着でゴール板を駆け抜けた。

武豊は3元号G1制覇のみならず、史上最年長(当時50歳)のG1制覇、そしてディープインパクト以来の菊花賞勝利を手にしたのだ。

ワールドプレミアはその後も怪我に悩まされながら着実に結果を残している。
例えば、菊花賞制覇後、早々に出馬を表明した有馬記念では同期の皐月賞馬サートゥルナーリアにクビ差の3着入選を果たした。
4歳時は体調の関係でレースに出走できなかったものの、5歳時に出走した天皇賞(春)では凱旋門賞に挑んだディープボンドを差し切って優勝した。

古馬になってからも長距離路線でまだまだ健闘しているワールドプレミア。
そして次走は群雄割拠の天皇賞(秋)に挑むことが発表されている。

中距離路線、それもスターホースが揃った天皇賞(秋)を勝ちきるのは至難だが、ここを勝ちきれれば、多くの人がその才能を認めることになるだろう。

今年の秋も、ビッグタイトルを手にしてもらいたいところだ。

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