競馬に触れていたら、馬主にあこがれを抱く人もおおいはずです。
ディープインパクトやキングカメハメハを輩出した金子真人さんや、ヴィルシーナやシュヴァルグラン、ヴィヴロスの馬主の佐々木浩一さん、キタサンブラックの北島三郎さんは馬主の勝ち組といってもいいでしょう。
しかし、馬主になるには膨大な資産(7500万円)を保有したり、継続的に得られる所得が1,700万円以上必要だったりと、一般人からしたらハードルはものすごく高いです。
しかし、そこまでの所得がなくても馬主になれる方法があります。
それが、一口馬主です。
ここでは、一口馬主について解説していきたいと思います。
一口馬主対象馬には金額/人数が設定されています。
募集された金額を出資したら、その馬の一口馬主になれます。
実在の馬でいうと、史上6頭目の三冠馬のオルフェーヴルは一口対象の馬でした。
オルフェーヴル一口150万円で40人の募集でした。
募集人数が指定人数よりも多ければ抽選となりますが、150万円を提示すればオルフェーヴルの一口馬主になれる権利はあったのです。
オルフェーヴル以外にも
エピファネイア
ブエナビスタ
ジェンティルドンナ
アーモンドアイ
ラヴズオンリーユー
ロードカナロア
などが一口馬主対象馬でした。
結論から言うと、ありません。
あえていうなら、一口馬主を募集しているクラブに入会することで、一口馬主になる資格を得ることができます。
シルクホースクラブ
社台サラブレッドクラブ
サンデーサラブレッドクラブ
DMMバヌーシー
一口馬主の賞金は賞金の約70%を出資人数で割った数が賞金となります。
この賞金の70%とは、税金やクラブへの手数料などを差し引いた金額です。
一口馬主対象馬(出資者50人)が1000万円のレースを制したら、
1000(賞金)×0.7(控除を差し引いた金額)÷50(人数)=14万円
が懐に入ります。
現役で活躍しているラヴズオンリーユーはDMMバヌーシーで一口対象となった馬です。
ラヴズオンリーユーは2021年9月時点で3億3,800万円を稼いでます。
この馬は一口3万2千円で募集され、人数制限が無制限でした。
最終的には9,932人が一口馬主となりました。
2021年9月時点でラヴズオンリーユーは3億3,800万円稼いでいるので一口馬主の方の配当は
3億3,800万円×0.7÷9932=23,821円
G1タイトルを2勝しているラヴズオンリーユーの一口馬主ですら、出資額以上の資金を得ることはできていません。
一口馬主で大儲けするのはかんたんなことではないのです。
いかがでしたか?
一口という形で馬主になるのは敷居が低いですが、一口馬主で大儲けとなると、よほど馬に活躍してもらわない限りは厳しいですね。
それでも、一口馬主なら条件も高くなく、簡単に馬主になれるのは事実です。
儲けるとなると難しいですが、馬主の雰囲気を味わうには一口馬主はもってこいです。
リスクも大きくありませんし、興味のある方はぜひ一度クラブに登録してみてはいかがでしょうか。