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ポケうまコラム
脚質の違いって?
2021-08-05

競馬を見ていると、よく「逃げ」や「差し」という言葉が頻繁に出てきます。
これらは、競走馬の【脚質】を表しています。

脚質とは馬の走法の一種です。脚質を知ることで、競馬をより深く楽しむことができます。
ここでは、競走馬の脚質、そして、脚質の種類や説明を行います。

そもそも脚質とは?

馬の走法の一種で大きく分けると
「逃げ」「先行」「差し」「追い込み」の4種類があります。

競馬新聞や競馬番組によっては「大逃げ」や「自在」といった脚質を表記することもあります。
4種類の脚質を簡単に表すと
逃げ>先行>差し>追い込み
の順番で、レース序盤の馬群の位置が決まります。

逃げ馬は一般的に馬群のもっとも前で競馬をし、先行がそのあとに続きます。
差し馬は中段やや後方で競馬をし、追い込み馬は馬群のもっとも後ろの方で競馬をします。

そして、逃げ馬はレース終盤でも逃げ切りで勝利を狙い、先行馬はレース中盤から終盤にかけて前の馬を追い抜いて勝利を目指します。
差しや追い込み馬はレース中、脚を溜めて(余力を残して)、終盤にスパートをかける競馬を行います。

逃げ馬

レースがスタートして、積極的に先頭に立つ馬です。
逃げ馬は一般的には臆病な馬が多く、馬群の中で競馬をすることが苦手な馬が多いです。
逃げ馬のレースメイクは、競馬予想においても非常に重要で、その馬のペースによってレース展開が左右されます。
逃げ馬は、基本的には多頭数で群れて競馬するのが苦手です。そのため、出走馬を見て逃げ馬が一頭だけの場合はその馬は力を発揮しやすいです。
逆に、逃げ馬が多数そろった場合は、どの逃げ馬も積極的に先頭に立とうとしてペースが速くなり、揃ってバテてしまうこともあります。
ちなみに、さきほどお伝えした「大逃げ」も逃げ馬のカテゴリーに含まれます。

※代表的な逃げ馬 サイレンススズカ
90年代に活躍したサイレンススズカは、いまもなお、競馬ファンにとってはなじみ深い逃げ馬です。
短距離レース並のペースで中距離を駆け抜ける逃げ馬で、5歳の金鯱賞では2着馬に1.8秒差をつけた逃げ切り勝ちを収めました。
続く宝塚記念も制し、この年の毎日王冠ではエルコンドルパサーやグラスワンダーを退け完勝します。天皇賞(秋)でも期待されましたが、レース中の怪我により、亡くなりました。

先行馬

逃げ馬ほどではないですが、馬群の前の方で競馬をする馬です。
先行馬には器用さが求められ、道中で動き出せるだけの俊敏さ、また、他の馬と並んで競馬をするので、精神的な強さも求められます。

先行馬も逃げ馬同様前で競馬をするので、基本的にはハイペースよりもスローペースの方が好走しやすいです。
そのため、先行馬が多数そろったレースでは競り合いが発生して総崩れを起こすこともあります。

※代表的な先行馬 ビワハヤヒデ
1990年代前半に活躍した先行馬です。
1400mから3200mまで、どんな距離でも、どんな大舞台でも堅実に走る馬券孝行馬でもあり、デビューから15戦連続連対を果たしています。
素晴らしい成績を収めながらも、同期のウイニングチケットやナリタタイシン、先輩ホースのトウカイテイオー、また、一つ下の弟ナリタブライアンの活躍により、その戦績が大きく取り上げられることはなかったようです。

差し馬

中団より後ろの内で競馬をする馬です。
差し馬はレース序盤で脚を溜め、終盤に脚を伸ばして勝利する馬です。
その脚を活かすには、レース中の位置取りはもちろんのこと、レース展開などにも左右されるので、一般的には逃げや先行馬よりも好走率は劣ります。

しかしながら、展開が向けば、溜めた脚を炸裂させることができるのも特徴で、また、他の馬をごぼう抜きする姿はテレビ映えすることもあり、差し馬が好きという方も多いです。

※代表的な差し馬 オルフェーヴル
気性の激しさで有名な三冠馬でしょう。
その無尽蔵なスタミナから繰り出される末脚は瞬く間に前の馬を抜き去りました。また、気性の荒さも相まって、多くのファンの心を掴みました。
スタミナのみならず、パワーもあり、洋芝で力が求められるフランスの凱旋門賞でも2年連続2着に入選しています。

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追い込み馬

差しよりもさらに後ろの位置でじっくり脚をためて競馬をする馬です。
差し馬以上にレース展開に左右されやすいですし、道中のしかけどころが勝敗を左右するので、馬の能力のみならず、展開や騎手の力量も重要になります。
しかしながら、レース最後方で競馬するので馬群に包まれることは少ないです。また、その末脚は差し馬以上のものがあります。

※代表的な追い込み馬 ディープインパクト
言わずと知れた平成の名馬です。
ゲートが苦手なので、後方競馬を余儀なくされましたが、その末脚は主戦の武豊騎手をして「飛んでいるよう」といわせるほど。
その飛ぶような走りで14戦12勝という輝かしい成績を残してターフを去りました。

自在馬

一言でいうと前の競馬でも後ろの競馬でも好走する馬です。
自在馬の定義はそこまで広くなく、競馬新聞でも扱われていないことが多いです。
しかしながら、稀に逃げでも先行でも差しでも結果を残している馬がいて、そのような馬は自在馬に当てはめることができるでしょう。

※代表的な自在馬 アーモンドアイ
2020年まで現役で活躍していたので知名度の高い馬です。
3歳の春の時点では後ろからの追い込み競馬を得意としていましたが、その年のジャパンカップでは2.3番手の位置から競馬をし、芝2400mにおける世界レコードを叩き出しました。

競馬新聞で競走馬の脚質を見る方法

競馬新聞にもよりますが、一般的には出走馬名の近くに四角が4つ並んでいる箇所があり、その中にある▲印の位置で脚質を判断できます。

例えば、横書きの新聞であれば
□□□□
と四角が4つ表記されています。

そのうち、一番左に▲印があれば、その馬は逃げ馬です。左から二番目であれば先行、左から三番目なら差し、一番右なら追い込み馬と判断できます。
縦書きの新聞の場合は四角が縦に四つ並んでいます。一番上に▲印があれば逃げ、二番目なら先行、三番目なら差し、一番下に印があれば追い込み馬です。
なお、複数▲印がある場合もあり、その場合は複数の脚質を持っていると判断できます。

まとめ

競走馬によって脚質は様々ですが、知れば知るほど、競馬を楽しむことができます。
また、脚質を把握することで、レース展開を読み解くことができ、どの馬が力を出しやすいかを紐解くことで、馬券収支にもつながることでしょう。

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