馬券を購入される方で”回収率”を知らないという方は意外と多いようです。
回収率は馬券収支を知る上で欠かせない要素です。
ここでは回収率について紹介した上で、回収率を上げる方法をいくつか紹介します。
そもそも回収率とは？
回収率とは、馬券購入費用と、馬券の払戻金額の総計をパーセンテージで表したものです。
回収率が100%を超えていると馬券で儲かっていて、回収率が100%を切るようであれば馬券収支がマイナスであることをが一目で分かる指標です。
回収率の計算方法
回収率の計算式は
払戻金額÷馬券購入金額×100=(%)
で求めることが出来ます。
例えば、単勝5倍の馬を1000円で購入し、その馬が1着に入選した場合は、払戻金額は5000円です。
その場合は
5000÷1000×100=500%
となり、回収率500%です。
もう一つ例を挙げます。ある日のレースで15000円馬券を購入し、払戻が12500円だったとします。
この場合の回収率は
12500÷15000×100=83.3%
回収率は約83%となり、馬券収支はマイナスであることが分かります。
ちなみに一日のレースで一度も馬券が的中しなかった場合は、払戻金額が0円なので、回収率は0%となります。
回収率を上げるには、的中率の高い買い方を選択することが大切
回収率は馬券が当たらなければ1%も向上することはありません。
逆に言うと、馬券が的中すれば回収率を上げることが可能です。
そのためには、馬券を当てるための工夫が必要です。
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回収率を上げる方法その① 的中率の高い馬券を購入する
馬券の種類には単勝から三連単まで、様々な券種が発売されていますが、もっとも回収率の向上に適しているのは単勝や複勝といった、もともとの的中率の高い券種です。
三連単や三連複といった馬券は当たれば高配当に繋がりますが、外れる確率の方が高い券種なので、回収率を上げるには不向きです。
逆に、単勝や複勝の場合は1点買いでも的中させやすいので回収率を上げるのに向いています。
ちなみに、競馬新聞では毎週全てのレースに印を打っているプロの予想家が配属されています。
競馬予想家の中では、回収率110%を越えたら優れた予想家、120%を超えるとより優れた予想家として認識されます。
この回収率120%を達成するもっとも手っ取り早い方法は、複勝1.2倍の馬を当てることです。
単勝や複勝だけでもプロの予想家を超える回収率を叩き出すことが可能です。
回収率を上げる方法その② 小頭数レースを選ぶ
競馬は一日に20レースから30レース近く開催されます。
このレースの中には出走数が18頭のフルゲートのレースもあれば、10頭立てのレースもあれば、9頭以下のレースもあります。
回収率をあげるには、小頭数レースを選ぶことも大切です。
なぜなら、多頭数レースよりも小頭数レースの方が、馬券の組み合わせが少なくなるので1点当たりの的中率が高くなるからです。
例えばフルゲート18頭立ての複勝1点あたりの的中確率は1/6ですが、これが12頭立てであれば1/4です。9頭立てだと1/3となり、フルゲートの倍の確率になります。
もちろん、馬の強弱があるので単純な確率は信頼し辛いですが、頭数が減ることで的中確率が上がるということは覚えておいた方がいいでしょう。
回収率を上げる方法その③ レースを厳選する
レースは一日に何十レースも行われていますが、比較的上位に誰が来るのか予想しやすいレースもあれば、どの馬も実力が似たり寄ったりで予想し辛いレースも存在します。
それら全てのレースを的中させる自信があれば問題はありませんが、実際に全レースの的中は至難です。
何時間も頭を捻っても本命馬が読めないような難解なレースは思い切って見送ることも大切です。
なぜなら、難しいレースの馬券を購入して負けてしまえば回収率向上が遠のくからです。
予想しやすいレースの馬券のみを購入したほうが回収率向上につながるのです。
まとめ
回収率は競馬で収支を付けるのであれば欠かせない要素です。
また、回収率を知ることで、馬券の上手い人、下手な人を見分けることもできます。
回収率は計算もそこまで難しいものではないですし、自分の実力を知る上でも大切になるので、ぜひ覚えてください。
